【水槽の日常管理】
水槽の日常管理は主に【水温】と【水質】のチェックがメインになります。
水温は水槽に『水温計』をセットしておくことで毎日熱帯魚を眺めるときについでにチェックしておけばOKなので簡単ですよね。
次に水質ですが、一番確実なのはPHチェッカーやアンモニアや亜硝酸などをチェックする検査薬などの『水質チェック用の器具』を使う方法です。
でも、慣れてくれば毎日の水槽チェックだけで水槽の大体の様子を把握することができます。
~目でわかる水質悪化のサイン~
水槽を毎日見ていると、色々な変化に目が届くようになってくると思います。
中でも、熱帯魚の泳ぎ方の違いや水の色、匂い、気泡の発生などを注意しておけば、あるていど水質悪化のサインを見つけることができるようになります。
水が白っぽく濁っている・茶色っぽく濁っている
水が白っぽく濁っているのは、水槽内のバクテリアによる有害物質(アンモニアなど)の分解が間に合っていない、ということになります。
水換えを行うか、水換えを行っても改善されないようなら、ろ過システムの見直しを考えなければなりません。ただし、水槽立ち上げ直後はバクテリアがまだ完全に繁殖しきっていない場合もあるので、その場合は2~3日程度待ってみるのも良いと思います。
また、茶色に濁っている場合は、ろ過装置が詰まっているなどの原因で正常に機能していない可能性があるので、ろ過システムの点検をしてみましょう。
熱帯魚が頻繁に水面で口をパクパクさせている
これは、水質の悪化やエアレーションの不足などで水槽に酸素が不十分なため、魚が苦しんでいるサインです。
同じく、水槽中の気泡がなかなか消えてくれない、といった場合も水の汚れによって酸素がうまく水に溶け込むことができなくなっているサインです。
水換えを行うか、エアレーション(ろ過システム)などの酸素供給が十分かどうかチェックしてみるようにしましょう。
水槽から変な匂いがする
水槽の【匂い】には色々な種類があります。
まず、アンモニア臭のような鼻にツンとくるような匂いの場合は、アンモニアが発生して、それをバクテリアが分解しきれていない可能性があります。
また、ドブ臭いような匂いの場合は、これも同じくバクテリアの分解が上手くいっていないようなケースによく起こります。
いずれにしても水換えの頻度を上げるか、それで改善されないようなら、ろ過システムを1ランク上のものに変えるなどの検討が必要になります。
また、水槽立ち上げ時や底砂に『ソイル』を使っている場合などは土臭いような匂いが出るのが普通です。
そのため、日頃から自分の水槽の匂いを把握しておくことが大切です。
~水槽のメンテナンス~
水槽をセットして熱帯魚を飼育していると、必ず水が汚れてきます。
どんなに優秀なろ過装置を使っていたとしても、遅かれ早かれ水槽の掃除はしなくてはなりません。
メンテナンスというと大がかりなイメージを持たれるかもしれませんが、ここでいう【メンテナンス】とは、『水の汚れを取り除く』ということです。
具体的には『水の入れ替え』『水槽内の掃除』『器具などの手入れ』がメインの作業になってくると思います。
次はその中でも、今後おそらく一番多く行うことになる『水の入れ替え』について説明します。
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