【水草の増やし方】
水草を増やすためには、高光量・二酸化炭素の使用が一番確実で手っ取り早いのですが、このサイトで紹介する入門用の水草の場合は、ほうっておいても水草が成長してくれるものが多いので、普通にしていれば水草を増やすことができると思います。
また、水草の増え方にはいくつか種類があり、勝手に数が増えていくものから自分で水草をカットして本数を増やしてあげるものなど色々です。
1、縦伸び式
上へ上へと伸びていく傾向の強い『有茎水草』に多く、成長した水草を途中でトリミングして底砂に植え戻して増やしていく方法です。
有茎水草は、茎の途中から『ヒゲ根』と呼ばれる根っこを出すことがあります。
この根っこは通常の根っこと同じ役割を果たしてくれるので『ヒゲ根』の部分でトリミングして植え戻してあげればどんどん数を増やすことができます。
2、ランナー式
底砂の上にツルを伸ばしていき、ある所で茎を出して成長していく増え方をするのが特徴なのがランナー式の水草です。
放っておいても良いのですが、この『ツル』は、別の水草の領域まで伸びていって茎を生やしたりすることもあるので、見た目に気になる人は茎がある程度(4~5cm程度)成長した後にトリミングして植えたい場所に差し戻してあげればOKです。
地上を這って増えていくものと、地中を根が這って増えていくものと2つのタイプがあり、増やし方はどちらも『差し戻し方式』で行います。
3、シュート式
ランナー型に似ているのですが、このタイプは水中、もしくは水面まで『ツル』を伸ばして新しい芽を出すのが特徴の水草です。
増やし方は『ランナー式』と同じく、子株がある程度大きくなった時を見計らって、トリミング&差し戻しで増やしてあげることができます。
4、株分け式
アヌビアス系に多いのがこの『株分け式』の増やし方です。
このタイプはある程度成長してくれば同じ根から株分かれして新しい芽が生えてきます。
ある程度成長すれば、分かれてきた株を根っこごと切り取り、新しい場所に植えてあげれば成長を続けてくれます。
5、枝分かれ式
【コケ類】の多くはこのタイプの増え方を行います。
『枝分かれ式』は、最も増やしやすいタイプで、あらゆる場所から文字通り『枝分かれ』を行いながら成長していきます。
そのため、たいていどの部分をトリミングしても成長を続けてくれるので、適当にトリミングして流木やアクセサリなどに巻き付けて活着させてあげるだけでどんどん増やすことができます。
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